フランスなどで実施している国民のための重要な国家政策は「社会住宅」だそうです。
効きなれませんが、いわゆる「社会住宅」。
これが非常によく機能している。
欧州の中で福祉制度が進んでいる国では、「福祉は住宅に始まり、住宅に終わる」と言われている。
では、我が国はどうだろうか?
日本の「持ち家制度」がもともと失敗。
先日の火災事故。
川崎で無残に焼き殺された無職の、生活保護で食べていた老人たち。
哀れと想え山桜
花よりほかに
知る人もなし・・・
いったい、行き場のない老人は、日本中に何十万人いるんだろう。
社旗福祉士の藤田孝則さんは、住宅に関していい話。を披露している。
あなたは、「朝起きて、さあ、働こうか!」と思いますか?
思う人は幸せ、恵まれた方です。
しかし、こんな劣悪な家・・・3畳一間の、古くて狭くて、
うだるように暑くて、むさくるしくて、隣の部屋は毎晩騒いで、うるさく眠れず、
月6万円もする汚い部屋には、汚い虫がいる・・・。
これが彼らの現実です。
身寄りも財産も仕事もなんにもない老人が、市役所に行って手続きを取り、
やっと生活保護をもらうには、現住所が必要だとか。そこで、簡易宿泊所が斡旋される。
ドヤでも、毎日2000円払えば、住所になる。こんなことを市役所が老人に教えている。
なんてことだ。
月に6万円も出せば、佐倉市などでは、中古の一軒家が借りられるはず。そう思うでしょ。
でも、これは、比較的若くて、しっかりした職があればの話。さらに保証人もいればの話でした・・・。
そんなのその日暮らしの老人にあるわけがない。ま、棄民と言うことでしょ。
負けは負け。生きていく資格はない・・・ひどい国だ!
都心の数億円のマンションに住む成金や、芸人が札びらを切っているのに、多くの
貧乏老人は切り捨てられていく。棄民・・・。
川崎市のあの簡易宿泊所の火災で敢え無く死んでしまった老人たちは、まだいい。
大やけどを負ったり、大怪我をした老人たちは、なんの文句も言えない。
さらに働けなくなり、さらに貧しくなり、死んだ方がよかったと嘆いているのでは?
生き残った彼らは、さらに地獄へ突き落さるる。
誰かが、偉そうにふんぞり返って、高給を食み、貧乏な老人に、こんなひどい仕打ちをしてとぼけている、こ生まれ変わったら、だれが、こんな国に住みたいと思うだろうか?
そんな環境にしたのは行政。
持家制度なんて人間収奪の政策だったのに、団塊の世代が結婚し始め、住む所を探し出す、
そんな危機がすぐそこに来るとわかっていたのに!!
「夢のマイホーム」なんて言葉にマスコミや資本家階級に、テレビや歌で騙され始め、
数千万人のサラリーマンたちはみんな踊らされて、結果的に何千万円もの住宅ローンを銀行に
組まされ、生命保険にも入らされ、火災保険も入り、インチキ土建屋にいっぱい食わされ、そのうちに
東葉高速鉄道が佐倉まで延伸されて、地価が暴騰しますよ!なんて不動産屋にそそのかされ、ついに
なけなしの金を頭金にとられ、ちっぽけな家を買わされてしまうのです!
ひどいはなしだ。国家的犯罪。こんなことって当たり前ですか?
年収の5倍、10倍、20倍、30倍もの土地・建物ををローンで購入するなんて、キチガイじみている。
長い間、夢に見て頑張ってきた一戸建てがついに手に入る!嬉しいですか?あさはかな夢。
佐倉駅から歩けない距離の雛壇の上に建つ夢のちっぽけな一戸建て。
夢の赤い屋根、白い壁と狭い庭。小坂明子の「あなた」という歌が滅茶くちゃ流行していたそのころ・・・。
幸せでしたか?
ところが、10年たっても、20年過ぎても、約束の東葉高速鉄道は来ない。騙されたと気が付いたころは
時すでに遅し。バブルははじけ、地価は大暴落。大金持ちがさらに大金持ちになったが、
多くのサラリーマンは首を吊ることも出来ず、その一生を、企業社会、銀行等に貢いでいくことになる。
そこで初めて壮大な国家的プロジェクトに騙されたとわかる・・・。
当時、地価も建設費も毎年毎年上がり、このままでは、一生賃貸かと誰もが諦めていた
。それなのに、国家が金融公庫を使って、めちゃくちゃ貸しまくった。
サラリーマンはバカだった。無理に金を集めて、やっと手に入れたのは、マッチ箱のような、風邪が吹けば
吹っ飛ぶような、しかし、手に入れたのは、ピカピカの、出来立ての新築注文住宅・・・。
庭には芝生を敷き詰め、ゴルフのスイングの練習をし、ブランコを置き、娘と遊び、夜は満天の空を
仰ぎ、「しあわせだなあ・・・」なんて思わせて・・・。妻は喜び庭には薔薇の花が咲き乱れ・・・。
ところが、すべては、夢だった・・・。いいですか?片道がですよ。
日比谷や霞が関など、都心へ通勤するのに、二時間もかかる郊外に買わせられ得た50坪の土地。
住宅ローンが払えなくなったら差し押さえ、そうして一家心中した人が多数いる。
と言うのに、サラリーマンが一生かかっても払い終わらない数千万円の住宅ローン・・・。
ほくそえんでいるのは、誰だ?
若い頃に、1億円ほどの生命保険にはいると、掛け金は安いが、
歳とったら、掛け金が滅茶滅茶高くなって生命保険にも入れない。
もし、65歳くらいで病気であっけなく死んだら、財産もあまりない場合、
なまぐさ坊主に払う葬式代もなくて、結局、そのひとの遺骸は
無残に九十九里浜にでも打ち捨てられてしまうのだろうか?空しいねえ。
川崎市の、老人焼死事件は、現代の日本が根本的に解決すべき問題を内包し、それが
思いがけなくも表面に出てきた。今の日本には、なんと820万戸も空き家があるというのに
金のない奴は、簡単に焼死してしまうような安アパートや、簡易宿泊所に詰め込まれている。
みんな大人しいよね。力も出ないよね。夢も希望もない毎日だよね。
じゃ、一体、どうしたらいいのさ。どうしようもないが・・・そろそろ自民党と公明党が
どんな政党なのか、しっかりと実態を把握してくださいよ。インチキ政党なのだから。
一方は、政財界軍事産業と大地主たちと結託している自民党。
もう一方は、創価学会と同じ母体の公明党。
民主主義と政治の基本理念は、政教分離ではなかったのですか??そうでないと
過去の歴史がたどった道をまた繰り返すことになりませんか?
ヒットラーと同じです。発想が。金まみれの爛熟資本主義の現代ニッポン。
日本国憲法は、「日本国民は、すべて、健康で文化的な最低限度の生きる権利がある」
なんてほざいているが、画に描いた餅だった。
為政者は、この日本をいったいどうするのか?プランが見えない。
今問題になっている800万戸も空き家があり、増え続ける今・・・。
家を無理して買って、死んだ後も、巨額の住宅ローンが残る。
そこで膨大な金利・金額を銀行が稼ぎまくる。
それに便乗して、銀行以外の金融機関、郵便局、政府系金融機関、不動産業者、金利生活者、先祖代々の
大地主達・・・。いいですか、屋久島の隣の風光明媚な之永良部島が、
たった一髪の大噴火で地獄となってしまうとは、誰もが考えもしなかったことでしょうか?
近くの屋久島や種子島で地震噴火とうを何十年も研究してきたはずの、
東大地震研究所は、一体、どう申し開きをするんですか?
どんな予知連絡を研究してきたの?
記者会見で、所長が、「死者が1人も出なかっただけ、よかった・・・」
なんて甘い言葉を吐いちゃだめですよ。
プロ中のプロが、津波も、大地震も噴火も、まったく予測できないなんて、金返せですよ。
2,000年のxxxxの大爆発。これが全然教訓になっていない。
閑話休題。
「哀しきパットマンの生涯」
拡がるストーリー
JR巣鴨駅の構内。山の手線に乗換のため京成のホームから上がってきた足腰が弱い彼は、
どんと言う音と同時に、右腕に激痛が走った・・・。
何が起きたのか、パットマンは一瞬、わからなかった。
スマホばっかりいじくりながら前を見ずに急いでいた若い男が、
彼の足元の近くに散らばったスマホやエロ雑誌を必死でかき集め始めた・・・。
おかしいのは、「すみません。おけがはありませんか?」とぶつけられて、
痛がっている老人に声もかけずにささくさと逃げて行ったこと。
これはダメだ。線路のそばのホームの上だったら、老人は電車に轢かれ死んでしまったかもしれない。
右腕の痛みはだんだんひどくなってきた・・・。
【続く】
良い小説が浮かんできましたよ。
その名も【マントをひるがせ今日も行く!庶民の味方、老人パットマン】
バットマンのぱくりではありません。念のため。